[学習]第47回情報科学若手の会2014に参加しました
このblogは,初めて「情報科学若手の会」へ,単身で参加したい方への参考となれば幸いです.
まず,私は公立大学産業技術大学院大学(産業技術研究科・創造技術専攻)の社会人大学院生として,サービスサイエンスにおける「新たなグローバルサービスの設計と提案」を開発型研究している.具体的にはどんな内容?との問いにヒトコトで述べるなら【サービス産業の生産性を科学的に向上させる】ための,調査研究,観測,分析そして設計としている.モヤっとしているが,まだ学術論文として未発表のものがあるので,状況をお察しください.
(ここまで句読点を論文形式にしたが、読み辛いですなw)
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さて、組織学会、人工知能(AI)学会、日本ロボット学会などに参加していると、「アラフォーのオッサンでも若手扱い」。本当に若者は一体どこにいるのか、いるかも知れないが、遭遇機会が少なく・・・。予てより、情報処理学会の情報科学若手の会という活動があることを Twitter, facebook や個人blog などで認知しており、3年ほど前から参加してみたい興味はずっとあった。今の若手が何を考え、インフォーマルな雰囲気ではどのような発表するのか。どんな感性を持ち、プレ社会人あるいはプレ研究職に向かおうとしているのか、その場に行ってみたいと思い・・・。
以下、だらだら日記なので、全スルー推奨です。
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【準備】
■参加費
2泊3日(食費、アルコール費込みこみ) 25,000円
■お土産
仕事先のステッカーとか、なんかそういうものでも。
あるいは故郷の名産品で、ナイトセッションに最適な乾き物など。
■汽車賃
乗車券だけなら往復 4,540円(東京中野駅 – 静岡伊東駅)+乗換をスムーズにしたいので別途スーパービュー踊り子号を付けると割高に。↓の写真通り、乗車券を購入したのは前夜。
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■持参していって良かったもの
dynabook (Windows 8.1 Pro/x64)
→cygwin やら VS2013 に、 Client Hyper-V で CentOS やら Ubuntu は動く環境。
ガラケー (NTT DoCoMo 3G)
→落としても丈夫、地下でも圏内。
スマホ?なにそれ?美味しいの?レベニューシェアで半分持っていかれて、稼ぎは余りないけど、あれ?
Asus MemoPad (Android)
→若手におススメアプリを教えてもらいたかった(謎
着替え(Linux ConやHTML5 などで貰ったシャツでオッケー、短パンも良かった)
→折角、浴衣に帯を借りたものの着用することなくw タオルは借りて正解。
ちょっとしたオヤツ
→寝坊して朝食を口にしないことを想定して(実際はそうならなかったが)
常備薬
→パンシロン ゼロワンプラス。
誰が何と言おうと、飲む前に飲む、寝る前に飲む。連チャンはキツイので二日間とも飲通すことがないように節制をお勧め(とくにアラフォーの身体には辛い)
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↑ これ、第2類医薬品だが、通販で買えるのですね・・・。
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【持参していって超後悔したもの】
学会論文の締切
→当然、エビデンスとなる各種文献(書籍、電子データの整理表)
読もうと思っていた各種学会誌
→いや、ほんと旅先や移動中に読まないね。家に置いとけよな。
WiMAX 2+ルーター (WiMAX は電車移動時に役立った)
→ほとんど圏外でした。駅前や一部の商店街辺りは使えましたが、それよりも温泉の無線LAN環境(インターネット接続は、NTT西日本フレッツ回線+流量制限がない「ぷらら」)がビシバシ良かったです。
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【成果物】
鉄は熱いうちに打て!
本当にそうだと思います。あれから一週間以上が経ち、何をしたっけ?という状態。
土曜日の夜は、チームB 成果で ↑ を、おおしまさんからいただきました。その後のナイトセッションで皆さんと美味しく甘いコーヒーをいただきました。ここは覚えている。
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そして・・・
cygwin で該当期間を出力しても・・・
なんじゃそりゃwですねー。word2vec くらい。見てみましょう
↓
何やら、cc -o *.exe のような痕跡が多数出ていますね。
短期記憶の忘却が早いので、tweet を見てみると
↓
ああ、遊んでいました。間違いないです。リンクも再掲しましょう。
Word2Vec http://code.google.com/p/word2vec/
あ、思い出しました。ニューラルネットワークを用い自然言語処理として、文言、文節(フレーズ)の近接度をベクター計算するものですね。
遊び方はすべて前述の Google code に書いてあるので、日本語もコーパスを用意すれば、標準出力には単語ベクトルが得られるもの。初回の機械学習にはマシン性能に依存するけれど、あとは他のアプリにも応用が効きそうな面白い仕組みを知ったというか、情報科学若手の会で学んだ。これだけで、参加して面白かったなーと思えるくらい。機械学習の品質と量のトレードオフを考えるか否かまで、言及はなかったけど、経験則でそこからが本当に挑戦なんだろうなと。
他にも、招待講演でも学べる内容は多くあり、それはノートを付けています。(はい、ここで公開できないことも)
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最後に、アラフォー社会人大学院生のオッサンが、山喜温泉で呟いたうち、なかなかオッサンらしいじゃないか!的な文言を紹介して終わります。
14/09/13
・伊東から熱海までは20分か。熱海秘宝館に興味はあるのだが、悲報感に見舞われるのもアレだし。
・シェル芸人が多そう。上田先生がよろこびそうだ。
・食べる前に飲んだ。パンシロン ゼロワン プラス
・秋の学会シーズンへ向けて、査読含め論文締切に追われる方は少なくないと思う。
・計算機資源を考えると、人間も資源と考えざるを得ないことが多いなー。スケーラブでいいのか、バースト対応なのか、聞いてみたいような。
・ここで使ったことがあるか?と問われているのは「論理的に説明できるか?」まで問われている。
・抽象化モデルの支援までできないと、HPC スポットサービスは提供すべきではないなと考えさせられる。ただ、計算機を資源として用意しました。使用時間とスケール(ノード数)でナンボです、みたいな事業者は皆無ではない。これを機会によく考えたい。
・羨ましい。いつでも好きなだけ使える計算機。 必要なリソースまで含めてモデリングすることが多い。ふむ、この差は大きい。
・シーザー暗号。 3文字シフト。
14/09/14
・物理的(仮想的)リソースが使い放題の職場で研究(知的好奇心)ベースで使い倒すか、Ready Made 環境がなくリソース調査を開始するかで、成果物粒度など時間的価値は大きく異なる。後者は本質的などこかでマネタイズのケジメは必要と、考える。
・技術の話題に企業政治の話題w
・Ping Fail で怒鳴り込まれる。。 わろえない。。
・そうそう、高度な運用技術。誰でも(どの企業でも)できることではない。 キッパリ
・できないことはないので (×) できないので(○)
・ヒルベルト空間曲線。
・知ってるか知らないかよりも、大事なのは「それで何ができるのか」だな。
・高速でも負荷が高くなるコールもあるだろう、実装バランスが難しいと思う。ハンドアセンブル(キャパシティ耐性にケミコン半田付けとかもw)を強いられる時代ではないので、アルゴリズムを適材適所に仕込むというのが研究テーマなんだな。参考になりました。
・超関数を、超兄貴と脳内変換して、アホを再自認なう。 (謎
・ところどころ typo で ‘-‘ が抜けているのも、講義みたいで良いですね。これは試験に出る。
・テキストコーパスさえ用意すれば、すぐに利用できるのも良いね。しかし、ただの利用者では研究に程遠く、コンシューマなので、今後の参考にしたい。
・構文解析。いろいろ懐かしい記憶が巡ってくる。 きちんと理解して取り組んだ案件は、その場限りではなく、時間が経っても新たな理解支援となるんだなと、学びの意味を再認識。
・このあとナイトセッション。体調最優先。優先制御で。帯域(布団幅)があるので、寝てしまいそうだ。
・お布団にデプロイされるのはオッサンの仕様です。
14/09/15
・LL でWeb業務アプリ(風のなにか)を最終成果物として初心者教育する際に、MVC概念は多用します。昔ながらの OSI 階層だの、ネットワークどうだとか包含するとゴールまでの学習が(余計ではないがそこまで必要か?)遠い道のりだな、と、オッサンは思うです。
・赤い光は遠くへ伝播すると、青い光は短距離。ほぉ。
・後輩育成。プレ社会人としても大事な社会活動の一つ。ここで何がどう大事であるのか。面接でありがちな学生経験の問いに対して、是非聞いてみたい内容ですねー。
・サービスとしての違いを、どう論理的に説明するか。差別化なのか類似区別化なのか。これは考える訓練として、とても大事な気付きですね。研究目的とも同じですね。
・無事に自宅の枕がデプロイされました。 初参加でしたが、皆さんが考える情報科学にはワクワクが溢れ出し、学び考え行動し、失敗も含め発表する姿勢に次回も参加したいと思いました。 楽しい3日間を有難うございました。
現地でお知り合いになった皆さま、本当に有難うございました。実り多い、伊東温泉でした。
では、またどこかで〜(来年も?
以上