Linkedin, Twitter, Facebook や勤務先 Teams 等で入院から経過、そして退院まで周知しましたが今後の自立生活(再発予防)にため優先順位が高い To Do から対応してまいります。ずばり減塩食の速やかな移行です。一日あたり最大6.0gです。一食あたりではありません。
脳梗塞 発症原因
発症名:アテローム血栓脳梗塞(右側)
原因は明確に分かっています。その前に、昨年(2022年)8月に少し太り気味だったことがあり東京警察病院へ CAVI 検査(キャビ検査:四肢に対する動脈硬化測定)を実施済でその時の血管年齢は20歳台の好成績でした。これに機嫌をよくして、もう少し塩分摂取しても大丈夫かな?とマヌケな思考が芽生えていました。
思い返せば、今年(2023年)2月頃に突如カレーを毎日食べてみたいという謎なカレーパワーが体内に宿りました。最初はあらゆる種類のレトルトパックを試す、一緒に食べる対象はご飯(白米、玄米、お粥)のみならず、あらゆる食パン(最終的には塩分がある石窯パン)、あらゆるうどん麺(最終的にはまいばすけっと冷凍うどん麺)に落ち着きました。カレールゥからの調理に飽き足らず、スパイス購入で調合するなどオリジナルカレーを開発するまで。塩分は振り返ると一食あたり3.5g 付近だったかと(汗
今年も早期から気温上昇が始まったため食中毒予防に、レトルト(いかにレンチンしやすいか、マジックカット処理で開封しやすいか、蒸気孔があり全体加熱しやすいかを判断基準)へ。これも一食あたり塩分相当量は2.5g。
つまりカレー三昧フェアを半年間実施していました。
①朝カレー+焼き石窯パン⁺少しのたまごサラダ+低脂肪乳割デカフェ(カフェインレス珈琲)
②昼カレー+うどん+玉子(窯玉うどん風)+多くの場合で作りすぎたたまごサラダ
③夜お肉カレー(別途焼いた、鶏肉、豚肉、牛肉にカレーをかけ)+ごはん+オールフリー(ノンアルコールビール)
④捕食(間食)はたまに外食で高脂血糖食(牛丼とか)。
運動は週3回ちょこザップ(事前ストレッチ+バイクなど有酸素30分+筋トレサーキット2回)で運動している気になっていました。ご賢明の方であればお気づきですよね?
そう、塩分摂取過多です。ただのマヌケです。
脳梗塞発症時(在宅勤務で他にいるのは猫)
2023年8月4日(金)午後、耐え難い傾眠があり、思考力低下と片麻痺と強度の口渇き。この時点でなにか普段と違うなと用心しつつ、低脂肪乳 200ml を飲み干し臨んだ Teams 会議の第一声は呂律が回らず「あれ?声が出ない」でした。
会議メンバーへ事情を説明しすぐに病院へ行くので会議リスケしたいと申し出ました。同時に上長含めた Teams Chat で早退報告(私は外資系企業 / 裁量労働で勤務しているので目標達成していれば時間は割と自由な働き方。だが基本労働時間はあるが、そんなに猛烈な鬼労働環境ではない超ホワイト企業文化の TD SYNNEX 勤務)、救急外来を必要としている旨も併せて報告。
私は普段から多くのイベントで救護ボランティア活動をしており、先日もファーストレスポンダースキル更新講習を受けたばかりで、夏場に多いのが熱中症と熱中症に似た脳疾患。ともに自宅での症例が増えていること。FAST で初期判断しろというものでした。
参考まで下図は東京都の過去の天気です。
2023年8月4日(金)は最高気温 36.7℃でした。 Thanks, goo 天気
FAST チェック
顔(Face)
腕(Arm)
喋る(Speech)
T(Time)
これらに異常があれば迷わず救急架電と傷病者の気道(呼吸)確保、安全な場所への搬送が推奨されるものと学んだばかりでした。ところが、この日は東京都熱中症(高温)アラートが午前中より発出されており、#7119, 119番ともに全然繋がらず。186を通知してもダメ。これが救急ひっ迫の現状か、だから私たちのようなファーストレスポンダーがバイスタンダーとして必要なんだ、それは分かっているがどうすれば?。これはきっと自分が救急救命士であっても医師であっても同じ気持ちだろうな。
救急搬送後は猫の生活面でも心配があるからエアコン入れて、猫のご飯を少し多めに、小さ目の照明だけ付けていこう。(退院帰宅後、あらびっくり!小さ目の照明だけ灯していました)
ところが、119番通報が全く繋がらず・・・
これは深刻な状況だな。激しい左半身麻痺(きっと右側の脳梗塞だ)に襲われ、転倒による二次傷病も受けかねない。意識も混濁としてきた。お、そうだ!こんなときこそ最寄りの交番だ。そこから通報すれば警察経由で東京消防庁へ連携してくれるはずだ。と考え、必要最低限のものをウェストバックに詰め込み、最寄りの交番までゆっくり移動。しかし炎天下でさらに吐き気まで催す・・・。ここまででおよそ20分のタイムロス。東京消防庁の救命講習では都内ではよほどの事変が無い限り最近では通報後8分もかからないと聞いていたが、今の状況はコロナ禍下と同等だ。これは気力勝負だな。
こちら東京消防庁指令、救急ですか?火事ですか?
交番まであと数メートルのところで繋がった。状況を説明するも住まいがある中野杉並の救急隊は全出動中で向かうことはできないが手を尽くすので、待ってて欲しいと言われ受電(待ち受け)モードに。そして住まいのあるマンション1F 日陰まで移動。
見慣れない070番号の受電
私は不審な加入者番号は基本的に応答しないのですが、6コールくらいで「うっさいぞ!」とでも言ってやろうと思い(意外と元気やないか?w)受電すると【本郷救急隊の〇〇です。今向かっているので無理なく安全な場所でもうすぐ行きますから頑張って待っててください。必ず迎えにいきます。】とのこと。本当に嬉しかったです。本郷隊の基本活動エリアを超えて中野まで。それだけ救急要請が多いということ。なによりも適切な声掛けで、気を確かにしなければという想いに駆られる。彼らも休む間もなく全力で緊急走行している。彼らと会うまでは気を確かにしなきゃと。
救急隊と対面
すぐさまストレッチャーに移譲し、涼しい救急車へ。バイタルチェックの後、通院歴のある(冒頭、CAVI検査を受けたことがある東京警察病院)へ受入れ折衝いただく。数分後、本郷隊の粘り強い折衝により、受入れ許可となり、そこからは本当に速かった。普段(コロナ禍前)尿管結石となっても、外来受診をさせてくれないあの東京警察病院が。検査は喜んでする地域中核病院だけに意外な想いもありつつも、受入れ許可をいただいた救急外来、脳血管科のドクターに感謝。
数分後、救急外来ベッドへ移譲
ここからはバイタルチェック後に緊急院内オーダーで頭部 MRI, 仰臥位(ぎょうがい、仰向け)のまま胸部と首回りの単純レントゲン撮影、血液検査の結果、アテローム血栓脳梗塞(右側)…答え合わせと判明し緊急入院へ。それも都内有数の 東京警察病院3F 脳卒中センター/脳卒中ケアユニット(SCU – Stroke Care Unit)へ。皆さんの中には SCU は聞きなれなくても ICU, NICU, GICU などはお聞きになったことはあるでしょう。その脳疾患版で 24時間体制で高度な集中治療を受けられるところです。
体調急変から搬送までに要した時間は 1時間半ほど。(救急ひっ迫している中で奇跡的な早期搬送で感謝)
お断り
個人差が絶対に存在するので、この公開記事内容を鵜呑みにすることなく適切な医療を受診されますことを切にお願いいたします。
また、だったら、脳梗塞になるなよボケ!とかのお気持ちは持たれませんように。それはただの人権侵害です。ボケと思われる方は、是非、病院外来などで「おまえら病気になったのは自業自得だろ!」と言ってみてください。言えないでしょう?私たちは病気になってしまったなら、憲法で生存権が保障されているので、医療機関から適切な医療提供を準委任契約で受けることができます。こうした傷病者に対する権利擁護(代弁)することは社会福祉士ではアドボカシーと言い、相応の法医学知識も普段から事例研究を通じ学んでいます。
また、自業自得的だろうと自覚と反省をしているので、こうして発症から入院までの経緯を公開しました。引き続き、体調をみて記事を書いてまいります。
以上、ご覧いただき有難うございました。
次回以降は次に挙げたタイトルでアウトプットしてまいります。本業はマルチクラウドコンサルタント兼プリセールスエンジニアのため、アウトプットは何ら苦痛なく。むしろ当事者として発信することが回復に効果があると捉えています。
・急性期入院中の QoL 向上
・一般病棟への移行
・飼い猫の対応(野垂れ死にはさせられない)
・半身麻痺の経過
・言語聴覚士 (ST)さんとの出会い
・ST, OT, PT さんらによる早期リハビリテーション
・自主トレーニング(主に構音障害)
・構音障害に対する回復アプローチ検討(社会福祉士、ロボット、 Data and AI 研究者の私ができること)
・ST は目指さないが研究型開発の検討(社会人大学院、HCR 展でのテクノエイド相談準備)
・身近な英語練習機による構音障害の回復支援機器代用
・食生活の大幅見直し
以上、ご覧いただき有難うございました。