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[HAM] 1st 音声 QSO しました。

開局後の 1st 音声 QSO は記念局としたいと決めていました。音声以外 FT8 や CW は既に QSO 済み。

お相手は 8N1NTT (武蔵野市) 432.88MHz 59 メーター振り切れのレポートをいただきました。 日本電信電話公社発足 70周年記念局とのこと。 何度も足を運んだことがある武蔵野通研。そういった面倒なことは伝えず、レポート交換のみ。

武蔵野通研の想いで

最初に訪問したのは高校生の頃です。夏休みに小金井の電波研究所(現 NICT / 国立研究開発法人情報通信研究機構)の一般公開日へ訪問した際に武蔵野通研も一般公開があると知り。当時は青春18きっぷで、大阪から東京は1日がかりで移動するなど大変でしたが、移動中は既に廃刊となりましたが「電波受験界」や「無線技術士」のテキストを読み、特殊無線技士 多重無線設備や第二級無線技術士 予備試験と空中線・電波伝播の科目合格をする高校生でした。

曖昧な記憶ですが電波研、武蔵野通研ともに木々が生い茂る場所だった。しかし、建物の中に入れば図書館のように寒すぎない良い感じの冷房が効いていたと思います。電波研は南極の氷があり何万年も前の空気(気泡)が弾ける音を耳にしては極地で研究することのロマンを覚え、音声認識グループによる信号強度が変化しても音声認識と通話といった聴覚に関する研究発表にはワクワクしました。

武蔵野通研は春休みに訪問したと思います。青春18きっぷではなく新幹線で。高校2年あたりからお時間給が高いアルバイト(電気工事)を始めており収入がありました。東京駅までは問題なく行けたのですが、問題は三鷹駅からのバス待ちの長蛇列。歩いて行けるかも?と思ったのが間違いで道に迷い…。なんとか公開時間内に入場できたものの、電波研とは違って展示内容は NTT が歩んできた歴史説明に始まり、実用化しつつあった ISDN で夢拡がる未来社会の実演(G4 FAX など)、放送衛星 BS による音声サラウンド放送、技術試験衛星の紹介、衛星のアンテナ展開等の説明を受けたことなどを覚えています。

母校系列の大学も技術試験衛星の地球局運用しており、オープンキャンパスで見学した時は【大学へ行かずにプロとして就職したほうが4年も早く実績を積めるのではないか?】と直感したことと、前述の武蔵野通研での説明が自分がなりたい社会人像が強く描かれました。

社会人になってから

私は高校3年夏には前述の多重無線設備(現在の多肢選択ではなく記述式試験)に合格していたことと、世の中はバブル景気真っただ中。比較的簡単に民間衛星通信事業者へ入社できました。東京へ引越したので春は武蔵野通研、夏は電波研の一般公開へ足を運びましたが事情があり1年半ほどで大阪へ戻ることに。なお、社会人研修は NTT 中央電気通信学園(現 NTT中央研修センター)で地下道を歩く宿泊施設利用でした。電子交換機からディジタル交換機の切り替わり期で 0AB-J 番号払い出しオペレーションやマイクロ波の導波管交換に自営柱建設など、どれも机上座学後に研修機材で体験する内容でした。めっちゃ楽しかったですね。現在の NTT 中央研修センターは何度か訪問し 3.11 津波による堅牢な局舎がどのように壊滅したのかを示す実機が展示されており、砂を被ったボーダールーターなどは涙誘うもの。

その後、再度東京へ出てきてからは無線通信分野ではなく情報産業分野へ。コテコテのエンジニアではなく、フィールド営業を得意とする技術営業。ただ、ぼんやりと大学や大学院でこれまでの技術経験を書きだすことや世界中の新しい技術論文を読んで試してみたいと思うようになり…

社会人大学院生時代は個人事業主でアプリ開発、アライアンス社員として NTTグループの営業、技術アカウントを担当するようになりアライアンス含む社員向け限定公開【武蔵野研究開発センタ】へ自分でエントリし、アテンド付けずに堂々と訪問できるようになりました。所属する学会経由で武蔵野に限らず他の研究施設も訪問することもあり、それぞれの組織の理念に基づく研究活動が行われているのだなと継続学習(研究含む)していてプラスな鼓舞を受けることばかり。

武蔵野研究開発センタで好きな場所

コロナ禍前ですが、春の一般公開日シーズンに多く咲き乱れる桜並木です。少し風が吹くだけで桜吹雪で前が見えないほど。大阪城公園の桜並木とは違い、本当に落ちた桜で足元が滑ってしまうほどの大量。

それと外せないのは【NTT技術史館】です。高校生の頃に受けた「NTT が歩んできた歴史説明」がそのまま展示されています。ていぱーく(現存しない東京大手町にあった逓信総合博物館)とは異なる歴史展示物に心が小躍りします。地下から上がっていくフロアで時代が遷移する構造が良いですね。

洞道(とうどう)に NTT マンホール、MMM (マルチメディアマックス・多重化装置)はどれも実際に研修含め現場運用で触ったことがあるものが展示されています。電信局のハイモンド社電鍵が置かれた当時の運用を知ることができます。私が 2026年3月末まで使用すると決めている NTT docomo 3G FOMA ガラケーも過去の携帯電話コーナーに展示があるなど、技術史料館は楽しいから好きな場所ですね。

アマチュア無線の話題

本題から逸れました。1st 音声 QSO をしたので、次は自分からも積極的に CQ を出そうと思います。

総務省から電波利用料納付書が届きました。あとでコンビニ決済へ行きます。
これで堂々と電波を発射できますね。

以上、ご覧いただき有難うございました。

斉藤之雄 (Yukio Saito): Global Information and Communication Technology OTAKU / Sports volunteer / Social Services / Master of Technology in Innovation for Design and Engineering, AIIT / BA, Social Welfare, NFU / twitter@yukio_saitoh

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