試験内容は 2021年11月23日 に更新されたばかりです。
試験概要:
試験 AZ-600: Microsoft Azure Stack Hub を使用したハイブリッドクラウドの構成と運用 – Learn | Microsoft Docs
評価されるスキル:
・Provide services (30-35%)
・Implement data center integration (15-20%)
・Manage identity and access (10-15%)
・Manage infrastructure (30-35%)
テストセンター受験結果(2021/12/4 土曜)合格
56問 100分(実績 60分)
ケーススタディ 5問+6問
通常 39問
シナリオ 3問+3問
出題で意外な使い方を知ったので、受験して楽しかったです。
普段 Azure Stack Hub の関わり
運用経験はありませんが、インターネットと常時接続ができない環境でのハイブリッドクラウド構成のプリセールスなど。以前は Azure Stack HCI を扱っていましたが Azure Stack Hub 海外事例に魅力を覚えることがあります。オンプレミス環境で Azure ハイブリッド アプリケーションを安全に稼働させることができる仕組み。
AZ600 受験勉強方法
(受験対策そのものは 6 時間程度)
MSLearn にAZ600 学習コンテンツがありません。(2021/12/10 現在の今も)
⓪Azure Stack Hub の概要理解
Azure Stack Hub の概要 – Azure Stack Hub | Microsoft Docs
ここでは記載された構成要素キーワードの理解が最低限必要です。
その上で次の①から学習へ進むと理解支援に繋がりました。
・Azure Stack Hub を使用する理由
・データの保存場所(インターネット接続がなくてもオフラインではありません)
・Azure Stack Hub のアーキテクチャ ← 特に大事です。受験のみならずプリセールスでも。
・配置オプション
・接続モデル
・ID プロバイダー
・Azure Stack Hub の管理方法
・リソース プロバイダー
・基本のリソース プロバイダー (IaaS は 3つのリソースプロバイダー オプションあり)
・オプションのリソース プロバイダー (PaaS は 3つのリソースプロバイダー オプションあり)
①MSDocs “Azure Stack Hub オペレーター ドキュメント” を端から端まで読み漁りました。
→ Azure Stack Hub のドキュメント – チュートリアル、API リファレンス | Microsoft Docs
②次にライセンス体系の理解が必要です。
プリセールス活動でもお客様に従量課金ではなく、リソース容量ベースの課金体系であることを説明する場面があります。ハイブリッドは自ずと中小企業 SMB 層ではなく、エンタープライズ EP 層向けの営業商材となるのでお客様の目的解決を説明するには「ライセンス体系」の理解は不可避ですね。
価格 – Azure Stack Hub | Microsoft Azure
Azure に常時接続しているわけではない場合、または測定情報を送信できない場合は、切断モードで Azure Stack を利用します。切断操作モードには、容量モデルの価格パッケージがあります。システムの物理コアの数に応じた、固定料金の年間サブスクリプションがあるので【受験には料金を覚える必要はありませんが、実際のプリセールスでは概ねの価格感を知っておく必要はありますね】。
③これまでに培ってきた Azure ベース知識を土台に新しい知識の吸収
これは① Learn 項目にリンクがあります。参考まで次の通り引用いたします。
・Azure Stack Hub で管理者ポータルを使用する – Azure Stack Hub | Microsoft Docs
・ユーザー用にサービス オファリングを作成する – Azure Stack Hub | Microsoft Docs
・Azure Stack Hub サービス オファリングをテストする – Azure Stack Hub | Microsoft Docs
仮想提案を考えよう(シナリオベース)
いつか私は豪華客船クルーズで海外旅行へ出かけたいと思っていますが、コロナ影響もあり現実的ではありません。しかしながら、豪華客船はインマルサット経由で辛うじて低速ながらもゲスト向けインターネット接続環境が提供されていますが、客船そのものはインターネット接続されていないスタンドアロン型の独自ネットワークによるデータセンターが走る船ですね。
一人二役ですが、新たに豪華客船を建造する場合の ICT 環境はハイブリッドクラウドを使う(接岸時は現地キャリアから物理デバイスの交換やインターネット接続を行う)提案する側と、豪華客船の ICT 統括責任者の立場と。
高い数字をコミットするプリセールス職を続けていると、こうした営業ロープレシナリオは一人称で考える機会が多いので特に違和感なく学習を進めてきました。
Azure Stack Hub サービス提供国を視野にいれよう。
Azure Stack ハブは現在、統合システム パートナー アルバニア, アルジェリア, アルゼンチン, アルメニア, アルバ, オーストラリア, オーストリア, アゼルバイジャン, ベラルーシ, ベルギー, バミューダ諸島, ボスニア ヘルツェゴビナ, ボツワナ, ブラジル, ブルガリア, カナダ, ケイマン諸島, チリ, 中国, コロンビア, コスタリカ, クロアチア, キプロス, チェコ共和国, デンマーク, ドミニカ共和国, エクアドル, エジプト, エストニア, フィンランド, フランス, ジョージア, ドイツ, ギリシャ, ガイアナ協同共和国, 香港特別行政区, ハンガリー, アイスランド, インド, インドネシア, アイルランド, イスラエル, イタリア, ジャマイカ, 日本, カザフスタン, ケニア, 韓国, ラトビア, リヒテンシュタイン, リトアニア, ルクセンブルク, マカオ, マケドニア旧ユーゴスラビア共和国, マレーシア, マルタ, モーリシャス, メキシコ, モルドバ, モナコ, モンゴル国, モンテネグロ, モロッコ, モザンビーク共和国, ミャンマー連邦共和国, オランダ, ニュージーランド, ナイジェリア, ノルウェー, オマーン, パキスタン, パラグアイ, ペルー, フィリピン, ポーランド, ポルトガル, カタール, ルーマニア, ロシア, ルワンダ, サウジアラビア, セルビア, シンガポール, スロバキア, スロベニア, ソマリア連邦共和国, 南アフリカ, スペイン, スリランカ, スウェーデン, スイス, 台湾, タンザニア, タイ, トリニダード・トバゴ, チュニジア, トルコ, ウクライナ, アラブ首長国連邦, イギリス, 米国, ウルグアイ, ベトナム, ザンビア, and ジンバブエ を通じて提供されています。今後、お客様の要望や実現可能性に応じて、他の国またはリージョンを追加する可能性があります。
(2021/12/10 現在)
仮想提案で大切なのは「リアリティ性」です。
実際の豪華客船クルージングの寄港地を調べることで、前述のサービス提供国が含まれる航路選定ができるのかどうか。またクルーズにトラブルは付き物です。物理交換デバイスが容易に入手できないシチュエーションもあるでしょう。その場合の交換やバックアップ運用に必要な Power Shell コマンドは何があるのか。
予想問題(参考)を利用しよう
英語サイト(Microsoft Edge, Google Chrome 日本語翻訳機能を使うこともできます)ExamTopics 無償利用をもとに、これまで学習した知識確認をしてみましょう。
Ace Microsoft AZ-600 Certification with Actual Questions | ExamTopics
今後の受験予定 (2022年3月末まで, 11種)
MB210 (D365/Sales), PL600 (English/Power Platform), AZ400 (DevOps), DP100 (Data Science), AZ120 (SAP on Azure), PL100 (Power Platform), AZ220 (Azure IoT), AZ204 (Azure Developer), MS700 (Teams), MS720 (Teams Engineering Expert), AWS SAP
今年度の受験料金は 100万円を超えますが, 職場/Microsoft 支援もあり自費負担は 6 万円ほど。
以上、ご覧いただき有難うございました。