[ICT] Microsoft Azure の Windows Virtual Desktop を簡単に無料で体験学習する方法
無料で2時間の体験学習(実際にデプロイしません)ができます。
→ https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/paths/m365-wvd/
細かい条件 ( https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/ )は個別に確認いただくとして、マイクロソフト ラーニングコンテンツを利用すると「提供条件内で無料」です。学習シナリオは従業員50人の大規模な会計事務所での短期雇用契約者(繁忙期にのみ雇用)向けに WVD (Office 365含む)を提供する内容です。Azure AD 環境による完全なデスクトップあるいはリモートデスクトップ接続を提供することを目的としています。
※ マイクロソフトアカウントを作成したくない、あるいは組織内でマイクロソフトアカウントの使用ができない環境で「どうしても学習動画を閲覧したい」方は Youtube へアクセスしてください。それすらも禁止されている環境の方はご自宅やスマホ等で閲覧してください。→ https://www.youtube.com/watch?v=NQFtI3JLtaU&list=PLXtHYVsvn_b8KAKw44YUpghpD6lg-EHev
特に従来ながらの 1ユーザ 1VM という概念ではリソースオーバーヘッドが生じますが、Windows 10 Enterprise マルチセッション エクスペリエンスを提供することで効率良いリソース運用を実現するまで体験学習ができます。
WVD Scaling ( https://github.com/Azure/RDS-Templates/tree/master/wvd-templates/wvd-scaling-script ) について教材コンテンツ内で言及しているのでシステム管理者の負担を減らすことが理解できる構成で「とても良い学習教材」であると断言します。
→ https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/paths/m365-wvd/ (再掲)
前提条件
- サーバー管理およびクライアント管理の概念およびツールに精通していること
- リモート デスクトップ サービスなどの Windows 仮想化テクノロジに精通していること
コースシラバス
- Microsoft Azure の Windows Virtual Desktop の概要 28 分
Windows Virtual Desktop を使用して、Microsoft Azure でリモート デスクトップおよびリモート アプリ エクスペリエンスを提供する方法を説明します。 - Microsoft Azure で Windows Virtual Desktop を準備する 32 分
Microsoft Azure で実行されているクラウドベースの仮想化ソリューションの Windows Virtual Desktop を準備する方法について説明します。 Windows Virtual Desktop は、基盤のサーバー インフラストラクチャを管理することなく、リモート デスクトップとリモート アプリ環境を実現する、融通が利く拡張性の高いサービスです。 Microsoft が提供する前提条件とツールを確認して、最初の Windows Virtual Desktop ホスト プールのプロビジョニングの準備を行います。 - Microsoft Azure で Windows Virtual Desktop を展開する 34 分
Windows Virtual Desktop を展開する方法について説明します。 リモート リソースに対して Windows Virtual Desktop 接続をプロビジョニングします。 アプリケーション グループを使用して、ユーザーがデスクトップおよびアプリを使用できるようにします。 ユーザーのワークスペースをカスタマイズします。 Windows 用 Windows Virtual Desktop クライアントをインストールし、ワークスペースに接続します。 - Microsoft Azure で Windows Virtual Desktop を最適化する 24 分
基本的な環境をカスタマイズして、新しいストレージ、ファイル管理、自動スケーリングのオプションを活用する方法を含む、Windows Virtual Desktop を最適化する手順について説明します。
キーテクノロジーについて
- FS Logix ( WVD ユーザーサインは FS Logix を使用します)
非永続的な Windows コンピューティング環境を強化、有効化、簡素化するソリューションのセットである。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/architecture/example-scenario/wvd/windows-virtual-desktop-fslogix - Azure Active Directory (Azure AD)
ユーザーのデスクトップを一元的にセキュリティ管理し、多要素認証を有効にできる。 - ホストプール (コスト削減のテクノロジー)
複数のユーザーに同じ構成が割り当てられた VM のコレクションで、最適なパフォーマンスを得るために、ユーザーのサインイン (幅モード) に合わせて負荷分散を構成できる。 - Windows 10 Enterprise マルチセッション
Windows Server ベースのオペレーティング システムと比較して、より広範なアプリケーション サポートで、より一貫したエクスペリエンスを提供する。
その他
ライセンス形態などは、他 SaaS VDI 事業者(例えば、 Amazon WorkSpaces / https://aws.amazon.com/jp/workspaces/?workspaces-blogs.sort-by=item.additionalFields.createdDate&workspaces-blogs.sort-order=desc ) 同様に複数年のコミット契約で大幅な割引適用があります。
ネットワークのアクセス回線はインターネット接続が一般的ですが、会社等で高品質な法人回線が利用できる環境においてはキャリア閉域による ExpressRoute が低レイテンシーでおススメです。ExpressRoute そのものは、https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/expressroute/ に価格説明がありますが「この価格はあくまでも自社で Azure POI へ引き込みができる企業向け」のため、NTT東西ユーザであれば安価なフレッツ回線をアクセス回線とする【クラウドゲートウェイ クロスコネクト(通称:クロコ)】https://business.ntt-east.co.jp/service/crossconnect/service.html や、KDDI ユーザでは、安価なフレッツ回線を用いた 【KDDI WideArea Virtual Switch 2 (KDDI WVS2) 】https://biz.kddi.com/service/network/kddi-wvs2/cloud-access/ があります。
その他の IP-VPN 事業者もありますが、ここでは割愛します。KDDI WVS2 はスマートバリュー割引対象品目なので、普段からFRE/CPA/CRG もバリバリ使っている場合は「とにかく安くなる」メリットがあります…、納期を考えるとクロコのほうが早いなと思ったり…。
以上、ご覧いただき有難うございました。