Windows Server 2003 Standard x64 Edition を評価導入してみた
EOS (カメラのブランドではなく、End Of Support )をとっくに迎えた OS である「Windows Server 2003 Standard x64 Edition」評価をしなければならなくなった。職場事情で CTEC (旧称 Microsoft University)に MCT が足らないと開講できないとか特殊事情で MCP 試験バウチャーが山のようにあり、勢い余ってMCP 6科目合格し MCSE + Internet とか、なんか既に認定資格も Expired しているのだが、それくらい懐かしい時代にタイムトリップ!
◆評価環境について
AWS に 2003 イメージが無かったので、仕方なく イメージファイルを MSDN Subscription で #1, #2 CD ISO をダウンロードしてきて、VMware Workstation 12 Pro (ホスト:Windows 10 Education 64bit / RAM 16GB / SSD 1TB) で遊んでみる。Windows Server 2003 Standard x64 Edition (ゲスト:1vCPU / RAM 2GB / SSD 20GB / NAT 利用)はサクサク~。
◆インストール
SSD 環境ということもあり、割とサクッと導入そのものは終える。 8分くらい。
◆今回評価目的の一つに、旧 CIFS プロトコルの遅さ、オーバーヘッドだらけで理想 NW 環境であっても、W2003 を継続利用する意味ないんじゃね?的な環境が必要なので「ファイルサーバーの役割の追加ウィザードの開始」をば。(IE セキュリティゆるゆる化済みの上で)
◆この時代は「Microsoft .NET Framework 2.0 (x64)」が必須でした。割と誤解され続けたフレームワーク。開発者にとっては、あの忌々しい Microsoft DOM, Micosoft CORBA もどき、Microsoft DNA などで振り回され続けたフレームワーク。BizTalk へ発展を遂げるまでの、Transaction の未来混乱思考は今思いだしても 例外 OE を自ら吐くしかない(めっちゃ謎
◆もしかしなくても、初期評価の次は Windows update のお時間です。ここでは更新 151 個。
ちょっと!奥様、だんな様、更新151個ですって!
だが、ここは下り実効値 1.2Gbit/s な超サクサク環境。気にしない、気にしない。むしろ、MSFT 側のほうが遅いんだと感じる。時代が経つというのは、こんなことになるのか。ふむ。
◆そして .NET fFramework 3.5 環境への更新です。
今度は更新プログラム25個です。
すでに、昔の HULFT やら転送系ミドルウェアを引っ張り出して入れては再起動したり、ダミーデータブロックの転送評価などは行った後なので、割と気持ちもサクサク~すいすい~。
◆もう更新プログラムは無いぞ。IE も 8.0 に更新済みだぞ。斉藤さんだぞ!
◆ところで、更新プログラムがほとんどだった。ADFS はメンバサーバに追加しただけで、実質評価目的のミドルウェアも容量少なかった。んで、一体ストレージの空きサイズはどんだけ?VM システムボリュームは 20GB を割り当て済み(分割せず)。
空きが 9.74GB しかない。
ほとんど、Windows Update で消費したんではないか?と思う(ちょっと大げさだけど)
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■所感
いろいろ懐かしいが、EOS を迎えた OS を後生大事に使い続ける理由があるとすれば「メンドクサイことから逃げている」だけとしか。
今回はファイルサーバーからバックアップ環境(ゲートウェイ越し)の転送時間、バックアップ環境(ゲートウェイ越し)のリストア時間、クラウドサーバ(AWS EC2, S3) , (Azure VM, Azure Backup) に対しても、それぞれ IPsec による INT-VPN 結合であれこれファイル転送時間を評価した。BBA で速度が速いと言っても、クラウドサーバとは直結ではないので帯域は絞られてしまうし、また BBA はベストエフォート回線なので速度が速いのは、一体どの区間が速いのかを考えれば少々無謀な検証であることも
【頭でわかっていたが、やはり無謀な検証だったことを再認する結果】
だった。
んじゃ、単純に Windows 2003 Server だけがプロトコルスタックがマヌケなのでボトルネックかというと、そうでもないことも同時に判明している。何をどこに、何のためにどんな手段で、その正当性(あるいは合理的配慮するポイント)といった設計なき環境では、最新環境であっても同じこと。
Windows 2003 Server のみならず Windows Server 2008 R2 や Windows Server 2016 R2 (DC) でも評価をしてみた。目的はファイルサーバの伝送環境を。
◆オマケ: Windows Server 2016 R2 (DC) on AWS EC2
無償枠なので、システム情報を観てもショボいが無問題 ↓
では、検証結果はそのうち公開しますが、、Windows ファイルサーバサービスをオンプレやクラウドで使うならメンバサーバに含む前提で、Windows Server 2012 R2 あたりが一番使いやすいかも。ファイルの一時削除対策には VSS を使うことも常識ですし。
いや、まさか、、自分がシステム評価を自宅でするだなんて夢にも思っていなかった。んなもん、誰でも「システムエンジニア」という方がやればいいだけのこと。
では、また・・・。
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