IBM SCE 10円クラウド体験
AIIT (公立大学 産業技術大学院大学)/ 産業技術研究科 情報アーキテクチャ専攻・CIO 特論の一環で、IBM SCE (1時間あたり10円)に触れる機会がありました。
■利用ログイン先(MyIBM アカウントがあること)
https://www.ibm.com/cloud/
■インスタンスの追加までの手順が他社 IaaS 基盤とほぼ同じ。注意点として OS は BYOL モデルであること。どうしても、CentOS や Ubuntu を用いたい場合は別途イメージが必要。(他の基盤同様、ただイメージをアップしても、そのままでは使用不能)
■インスタンスが起動するまでは若干時間を要する。感覚的には Windows Azure が劇速とすれば、次いで AWS EC2, そして IBM SCE だろうか。そんな体感速度。(なお、学内無線LAN を使用するのは SSL オーバーヘッドがあるのではないかと考えられたので、持ち込み WiMAX を利用した)
■Cygwin から ssh ログイン後、IPtables 修正作業を実施。
■並行して、インスタンス追加も行う。
■インスタンスはアクティブになったら、次はプロビジョニング(ステージング概念とはちょっと違う)。
大体このような手順でした。1インスタンスあたり概ね 20分もあればデリバリ可能でした。
■所感:(授業レポート提出した以外)
閉域網ではないので、同一のインターネット IP から複数のリクエストがあった場合には管理基盤とセッション維持が確保出来るのか正直疑問があった。外部のクラウド基盤を使用するのもいいが、学内に OpenStack 基盤があれば自由に環境構築できればいいなと、妄想。OpenStack 基盤所有がコストであるならば、利用モデルこそアカデミックに必要ではなかろうかとも考えさせられた。
以上