[IT] Atheros AR8151 PCI-E Gigabit Ethernet Controller (NDIS 6.20) について
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最近、DELL, hp コンシューマモデルのワイヤレスモジュールや GIGABYTE マザーボードに実装されるようになった Atheros (アセロス) NICチップについて興味があったので調べてみました。アセロスは
アメリカのチップメーカー。
無線 LAN 用の半導体の大手。
カリフォルニア州 Sunnyvale(創業当時、現在はサンノゼ)
802.11a を採用したシリコンチップを最初に出荷した。
と、ICT 産業では著名サプライヤーの一社である。
PON 技術は高い技術力を保持していますしね。
→ http://www.atheros.com/technology/technology.php?nav1=53
■会社概要 (Wikipedia 2012/08/12 時点)より
あの、クァルコムの子会社だし、NASDAQ 上場してるし安心できそうに感じますね!
種類 | 公開会社 | ||
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市場情報 |
|
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本社所在地 | |||
設立 | 1998年5月 | ||
業種 | 半導体 | ||
事業内容 | 通信ネットワーク機器用IC開発・販売 | ||
代表者 | CEO クレイグ・H・バレット[1] | ||
資本金 | 約7.32億米ドル(FY 2009) | ||
売上高 | 約5.42億米ドル(FY 2009) | ||
営業利益 | 約2220万米ドル(FY 2009) | ||
総資産 | 約9.15億米ドル(FY 2009) | ||
従業員数 | 1079人 | ||
主要株主 | クアルコム 100% | ||
関係する人物 | Teresa H. Meng(創業者) | ||
外部リンク | www.atheros.com |
—
■アセロスの日本法人について
2001年、アセロス・
—
なお、大澤氏が社外代表取締役に就いた博多 (Open4G メッカ:http://open4g.jp/Open4G ) ピコセラ社もまた、ユニークなワイヤレス商品(マルチホップ・無線LAN AP)をリリースしている。
http://mimo-mesh.com/ja/products.html
PicoMESH LunchBox
電池で動く手乗りアクセスポイント、試作品第一号 『ピコメッシュ・ランチボックス』 が完成しました。
主要アプリケーション | 屋内、空港、駅など |
---|---|
自動パラメータ制御 | 対応 |
中継機構 | L2ブリッジによる自動中継経路制御。ネットワーク層以上のレイヤー間での透明性を確保 |
筐体サイズ | 142mmx112mmx55mm |
重量 | 990g (バッテリを含む) |
バッテリ | |
無線機数 | IEEE802.11a/b/g準拠インターフェース3台内蔵(1台はアクセス回線、2台は中継回線) |
ダイバーシチ | 各無線機あたり2ブランチダイバーシチ。計6アンテナ内蔵 |
セキュリティ | Kyudai mesh encription |
中継リンクあたりの最大伝送距離 | 802.11a、屋内環境で最大100m |
おっと、これは個人的好奇心をそそられる。
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■アセロスの NIC について
OS インストール中に互換デバイスドライバを含めてデバイス・シグネチャが検索されない現状である。
※仮想環境の場合はゲスト側で、仮想 NIC ドライバを充てて使用しますが、OS 上で認識されないものはネットワーク端末として動作できません。
インストール後に手動で認識させた OS:
Ubuntu 12.04 LTS
CentOS 6.3
Oracle VirtualBox 環境なので、仮想ドライバ
Windows 7 (ベンダ提供されている)
Windows 8 RP (Windows 7 からのアップグレードインストール時は問題なし)
Windows Server 2008 R2 (Windows 7 x64 ドライバ流用。非公式)
Windows Server 2012 RC (Windows Server 2008 R2 からのアップグレードインストールは問題なし)
もうこれは、カニ以下の認識率。
ジェネリックドライバで認識する Linux 。
いやしかし、クァルコムの子会社になるくらいだから高い技術力を何か秘めているだろう。(無線系で強いことは依然から知られている。無線で強いならレガシー技術の組み合わせとなっている有線なんてお茶の子さいさいだろう?)
デバイス・アーキテクトに明るくない、ただの ITPro や、ネットワークに強くないネットワークを伴うシステム開発者は、この Atheros AR8151 を使用した環境での実装は控えたほうが無難ではないだろうか。
それでは、Windows 8 RP 環境で詳しくみてみましょう。(希望をこめて)
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■デバイスドライバの詳細
ふむ? 標準デバドラキットで開発したとな。 どこの理学部生なんだよというか、もうちょい頑張った実装はないのか?それで、NDIS 表記名残があるのだろうか?エヌディスだよ、ディスるぞ!(用法が違うw)
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詳細設定は標準 DDK で開発されているのでそれ以上のことは何も出来ませぬ。
今の気持ちを表そう。
Orz…
===
ってことは NIC チーミングは OS でサポートされないと使えない。
チーミングは LACP 対応しているという表記が Atheros サイト内に書かれているが・・・
IEEE 802.3ad Link Aggregation Control Protocol(詳細後述します)
Windows Server 2012 では標準になる NIC チーミングであるが、そのデバドラが・・・。
再度続けて
Orz… Orz…
いくら、最新 4G など無線技術に長けている企業であってもレガシー分野に強いとは言い切れない。
大手企業だから、という期待の裏には消費者(利用者)の「暗黙の了解」「紳士協定」が含有されている。しかし期待とは裏腹にその運用が雑であることが多いように考える。
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■Atheros AR8151 について
製品リーフレット (PDF) http://www.qca.qualcomm.com/media/product/product_97_file1.pdf
から、特徴をばご紹介します。
Solution Highlights
• Fully IEEE 802.3az (Energy Efficient Ethernet) Draft 3.0 compatible
• World lowest power consumption
• Smallest package: QFN40 5 x 5 mm for AR8151/52
• Teaming support for LACP, failover & load balance(※後述します)
• Integrated Switching Regulator
• Integrated OTP memory for Ethernet configuration
• PCIe ASPM L0s/L1 fully support
• Fully support OOB WoL
• Fully support AMD Magic Packet and MSFT Wake up pattern WoL
• Fully support IEEE 802.1Q VLAN
• Fully support IEEE 802.1P QoS
うん、標準ですな。
最近耳によくするグリーン・イーサネットに対応(各社当たり前的だけど)。
===
※後述
Dynamic Link Aggregation (DLA) – LACP (IEEE 802.3ad) Dynamic Link Aggregation (DLA) is similar to SLA except that it uses the Link Aggregation Control Protocol to negotiate the ports that will make up the team. LACP must be enabled at both ends of the link for the team to be operational. This teaming mode requires a switch that fully supports the IEEE 802.3ad standard. If LACP is not available at both ends of the link, 802.3ad provides a manual aggregation that only requires both ends of the link to be in a link up state. Because manual aggregation provides for the activation of a member link without performing the LACP message exchanges, it should not be considered as reliable and robust as an LACP negotiated link. LACP automatically determines which member links can be aggregated and then aggregates them. It provides for the controlled addition and removal of physical links for the link aggregation so that no frames are lost or duplicated. The removal of aggregate link members is provided by the marker protocol that can be optionally enabled for Link Aggregation Control Protocol (LACP) enabled aggregate links. Link aggregation combines the individual capacity of multiple links to form a high performance virtual link.
Google 翻訳さんによると: (as is で貼り付けます)
動的リンクアグリゲーション(DLA) – LACP(IEEE802.3ad)では動的リンクアグリゲーション(DLA)は、チームを構成するポートをネゴシエートするリンクアグリゲーション制御プロトコルを使用することを除けば、SLAに似ています。 LACPは、運用するチームのためにリンクの両端で有効にする必要があります。このチーム化モードは、完全にIEEE 802.3ad標準をサポートするスイッチが必要になります。 LACPがリンクの両端で利用できない場合、802.3adはリンクの両端がリンクアップ状態であることを要求する手動集約を提供しています。手動集約はLACPメッセージ交換を実行せずにメンバーリンクをアクティブ化するため、LACPネゴシエートリンクと同等の信頼性と堅牢性とみなされるべきではありません。 LACPは自動的にメンバーリンクが集約し、それらを集約してすることができ、決定します。それはフレームが失われたり複製されたりしないようにリンク集約用の物理リンクの制御の追加と削除のために用意されています。集約リンクメンバーの削除は、任意にLink Aggregation Control Protocol(LACP)を有効にする集約リンクを有効にすることができますマーカープロトコルで提供されています。リンクアグリゲーションは、高性能の仮想リンクを形成する複数のリンクの個々の能力を兼ね備えています。
これを読む限りでは、Atheros の NICチーミングは 元来 intel や broadcom が実装してきた完全な NICチー民具ではなく、 LACP な実装ということと解釈できますね。
帯域幅(バンドワイズ)を増やしたいときに、LACP 動的リンクアグリとしてスイッチし、そうでなければ静的リンクアグリへ遷移し、それもダメなら、受動LB 構成を組むシナリオが考えられますね!
(↑ 読んで何のコッチャ?と思われる方はインフラ分野でお仕事をなさらぬように)
以上です。