[IT] Windows Server 2012 で追加されたネットワーク機能
[IT] Windows Server 2012 で追加されたネットワーク機能
2012/05/23 MSKK で開催された 「〜Windows Server 2012 と作る新しい時代〜ネットワークも仮想化しよう! 講師:MSKK 高添さん」 資料から、自分なりにさらに調べた内容です。
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- Private VLAN (PVLAN ピー・ブイラン)
1つのクラウド上に同じIPアドレスグループの仮想マシン群を設置できる。
これまでは、パブリッククラウドにオンプレミスサーバーを移行する際に課題であったテーマ。他社ネットワーク体系で同じ IPアドレス体系であっても区別できる。 - Datacenter bridging (DCB)
IEEE (アイトリプルイー)802.1 データセンター ブリッジングは、従来のイーサネットに対する標準ベースの拡張機能の集合です。これらの拡張機能によってロスレス(無損失)のデータセンター トランスポート レイヤが実現し、LAN と SAN を 1 つのユニファイド ファブリックに集約できます。Fibre Channel over Ethernet(FCoE)がサポートされるだけではなく、iSCSI やネットワーク接続ストレージ(NAS)などのビジネスに不可欠なトラフィックの運用能力を高める。 - Remote direct memory access (RDMA)
イーサネットでInfiniBand (インフィニバンド)と同等の性能、効率性を実現するには、TCPオフロード・エンジンや RDMA(ネットワークで接続されたコンピュータ間で、相手先のデータ・アドレスを指定して直接メモリへのデータ書き込み/読み出しを行う通信機能)機能の実装が必要要素である。 - Server Messaging Block (SMB) 3.0
スケールアウトファイルサービスは、業界最先端の「Server Message Block(SMB)3.0」スタックに依存しており、これにより、今日の高性能記憶域環境で期待されている堅実で信頼性の高いパフォーマンスおよび継続的可用性が実現する。
スケールアウトファイルサーバーを使用することによって、スケーラブルなSMBソリューションを構築することが可能になり、あらゆる規模のビジネスにおいてファイルサーバー機能をスケールアウトするという難題に対処することができます。スケールアウトファイルサーバーとSMBスケールアウト機能の組み合わせは、Windowsファイルサーバーの顧客にとって重要な価値提案となる。 - Datacenter TCP (DTCP)
データセンター内においてTCPの輻輳制御アルゴリズムの拡張版で、輻輳情報通知機能(ECN)を利用している。 - Operauons Reliability
運用信頼性の向上 - Consistent Device Naming (CDN)
※注意 Content Delivery Network ではない
NICから名前を取得してOSに表示する機能である。 - NIC Teaming (LBFO)
※注意 Load balancing and fail-over
複数のネットワークカード(NIC)をOSでチーミングする。
負荷分散、可用性も親パーティションでもゲストOSでも可能。
これまではハードウェアメーカが提供する機能で、障害発生時の切り分けが困難であった。 - Quolity Of Service (QOS)
仮想マシンの帯域を動的に制御する。
ネットワークサービスを使用するオンライン・バックアップでも帯域指定可能。 - Address Rewrite
各仮想マシンのIPを一意のプロバイダーIPにマッピングする。
ネットワーク上のTCPパケットに特殊性は不要。 - Generic Routing Encapsulation (GRE)
cf. VxLAN (ブイエックス・ラン) や NVGRE (エヌブイ・グレ)
1つのホストに1つのプロバイダーIPで、
GREヘッダーキーフィールドにテナントN/W ID埋め込む。
GRE対応N/W機器が必要である。【PowertShell コマンド】*NetVirtualization*
*VmNetwork*
参考資料:MSDN Simple Hyper-V Network VirtualizaUon Demo.PS
ネットワーク仮想化設定を行うためのスクリプトファイル - IPsec Task Offload v2 (IPSeCTOV2) for VMS
IPSecTOv2 は柔軟性のある安全なクラウドを提供する技術と言われ、IPSecの暗号化、復号化をNICにオフロードする機能であり、Windows Server 2008 R2でも提供されていた機能を強化したものである。 - High Performance Networking
次の4技術の総称である。
・Receive Side Scaling (RSS) extensions
・Receive Segment Coalescing (RSC)
・Dynamic Virtual Memory Queues(VMQ)
・Single-Root I/O Virtualization (SR-IOV) - Receive Side Scaling (RSS) extensions
※注意 RDF Site Summary, Really Simple Syndication ではない
受信処理を複数のCPUで処理を分散する技術。RSCは、パケットのヘッダー処理を削減することでI/Oが10〜30%改善される技術である。 / RSC と併用される? - Receive segment Coalescing (RSC)
Windows Server 2012 側のスケーリングとVMQを受信周りのネットワークの強化を実現。 RSS と RSC 2つの機能は、物理サーバまたは仮想マシンが最も効果的にネットワークキューを管理するために必要なリソースを取得するものである。 / RSS と VMQ 併用される? - Dynamic Virtual Memory Queues (VMQ)
仮想マシンキューを動的に変更が行えるようになった。 - Hyper-V 拡張スイッチ
※注意 WFP=Windows Filter Platform 介在する。
これは Windows Firewall & Anti Malware を実現するもの。
サードパーティベンダーが自由に拡張出来る Hyper-V 拡張スイッチ。
フオワーデイングの例
—Cisco Nexus 1000V (シスコ・ネクサス)
—OpenFlow (オープンフロウ、オープンフロー) - Single-Root I/O Virtualization (SR-IOV)
仮想マシンの通信高速化を実現。
複数の仮想マシンのN/W要求をH/Wで制御する。
※注意 マルチテナントの基盤である。これまでは、タグ付き VLAN のみ。これからはタグ付き VLAN とプライベート VLAN で構成される。マルチテナントデータセンターが管理する IP アドレス体系を提供(押し付け)ではなく、ユーザー企業固有の IP アドレスが利用可能となる。
以上