■[IT] CUDA 複数バージョンを同一環境に (Windows)
通常 CUDA 開発環境を導入する際(先日、某GPU勉強会では講師自ら VS2010 必須というお話でしたが Parallel Nsight を使用しないのであれば VS2010 環境は不要ですし、またCUDA複数バージョンを持つと環境変数が大変だとか、そのために新規でインストールしなおしとか、本当の開発経験者ならば考えられない発言だらけ)、環境変数は気にしなくても
CUDA_PATH=C:Program FilesNVIDIA GPU Computing ToolkitCUDAv4.1
が、定義されます。(ここでは CUDA 4.1 RC2 を対象)
もし複数の CUDA バージョンが(VS2008, 2010 をお持ちであっても。VS2005は仕様により環境依存影響あり)必要な場合は次のように普通に定義すれば問題なく切り替え可能です。
CUDA_PATH_V3_2=C:Program FilesNVIDIA GPU Computing ToolkitCUDAv3.2
CUDA_PATH_V4_0=C:Program FilesNVIDIA GPU Computing ToolkitCUDAv4.0
CUDA_PATH_V4_1=C:Program FilesNVIDIA GPU Computing ToolkitCUDAv4.1
と、しておき切り替え時は「CUDA_PATH=%CUDA_PATH_V3_2%;」のように指定するとバイナリパスは変更でき、参照するライブラリは 絶対パスやどこかのパスを起点とした相対パスも指定できるので、切り替え時に対象パスを指定してあげれば済みます。ただし直前まで使用していたパス情報がクリアされてないなと感じたら、システム再起動を実施ください。(都度インストールし直しという不可解な操作は発生しません)
これは Windows だからではなく、どんな OS でも同じです。パスが理解できないなら、ライブラリ(関数)理解なんて到底無理と思います。
以上