■NETW5S64.SYS でブルースクリーン (Windows 7) 原因と対策
発生状況は、Panasonic Let’s note CF-S9 (バッテリ稼働) Wi2-connect (300Mbps 公衆WiFi)環境で、2h 以上使用時に発生した。その際に、R で数値解析をしていたのが全部消えたというショックがあり、とても切ないです。再発防止策を考えたので広く共有したい。
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原因追及
アプリケーションログ:
分析記号: X64_0xD1_NETw5s64+375270
障害バケット X64_0xD1_NETw5s64+375270、種類 0
イベント名: BlueScreen
応答: 使用不可
Cab ID: 0
netw5s64.sys とは何じゃらほい?
レポートログ C:ProgramDataMicrosoftWindowsWERReportArchive に同様のエラーが記録されたことはないので慎重に情報収集することに。
⇒ This files belongs to product Intel® Wireless WiFi Link Adapter and were developed by company Intel Corporation. This files have description Intel® Wireless WiFi Link Driver. This file contains driver. You can find it in the Drivers section of the System Explorer.
が判明。
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通信環境確認
(昨年のプロセットなんだな)
直接関係しないと思うが、大昔にセントリーノ PC で公衆無線LAN使用中に叩き落とされたことがあるので、念のために環境確認は行うよう意識している。
11n だから同じチャネルであっても、いわゆる混信というのは回避できるのでアクセスポイントに依存した障害ではないことが確認できた。
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イベントプロパティを確認すると・・・
インテル(R) PROSet/Wireless WiMAX Red Bend デバイス管理サービス サービスは開始時にハングしました。
やっぱり、これがハングしたからなんだろうけど。しかしカーネルをも巻き込む落ちるというのは何故だ?
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インテル(R) PROSet/Wireless WiMAX Red Bend デバイス管理サービス とは?
もしかするとメモリ使用量に影響するのか?(いや、どんな管理サービスでもメモリは影響するのだけれども、デバイス過負荷状態でそのまま心中するという現象は情けない実装なのか?と。昔、DirectX 6 時代に DVD-to-go という MPEG2 再生支援デバイスを担当していた事があり、若干のハードウェア知識は培っています)
インテルの該当コンテンツを参照しよう。
http://www.intel.com/p/ja_JP/support/highlights/wireless/5350-5150?
そこから得られる情報としては、
ファイル名:
Wireless_14.2.0.10_Ds64.zip
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バージョン:
14.2.0.10 |
これが 2011/09/01 に最新リリースのデバイスドライバということが判明するものの、OEM 製品にありがちな次の注意文言が気になる。
OEM 供給版ソフトウェアとインテルが提供する汎用ソフトウェアの違いについて:
インテルでは、メーカー製ノートブック PC をお使いのお客様には、システム製造元が提供するソフトウェアを入手し使用することを強く推奨致します。
OEM 版ソフトウェアは、各メーカーの Web サイトからダウンロードしてください: ノートブック PC 製造元のリスト。
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単純にintelデバイスドライバ更新で解決するのか?
これは永遠のテーマです。もしパナソニックがインテル プロセットをリファレンスのまま実装していれば、その概念でいいかも知れませんが、パナソニックなど各製品組み立てメーカでは独自の電源管理のフックやメモリ最適化コールを追加実装(正確には追加実装ではなく インタフェイスコール)している可能性がまったくないとは言い切れない。
⇒ intel デバイスドライバを更新することで、新たな不具合が発生する危険性だって秘めている。
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よし、パナソニックのホムペを参照だ!
名称 | CF-F10,S10,N10,J10,F9,S9,N9,J9,C1シリーズ(WiMAX内蔵モデル) Windows 7用 WiMAXソフトウェアアップデートプログラム(6.2) |
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更新日 | 2011/04/19 | 管理NO: 002684 |
対象機種 | 対象機種を表示する▼ | |
対象OS | Windows 7(32bit、64bit) | |
登録名/容量 | WiMAX6.2_w7_d110179a.exe / 33,672,425 bytesWiMAX6.2_w7_d110179a.pdf / 840,489 bytes | |
著作者 | パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 ITプロダクツビジネスユニット Copyright (C) パナソニック株式会社 2011 |
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転載条件 | 転載不可 |
ソフト紹介
本ソフトウェア適用後、WiMAXソフトのバージョンは「6.2」となります。
改版内容
※現在WiMAXを問題なくご使用いただいているお客様、もしくはWiMAXをご使用でないお客様は、
アップグレードの必要はございません。
↑
ふにゃ?
※現在WiMAXを問題なくご使用いただいているお客様、もしくはWiMAXをご使用でないお客様は、アップグレードの必要はございません。
いや今回は問題出てるよ。 WiMAX ではなく公衆 WiFi だけど。公衆 WiFi がないところでは UQ-WiMAX 利用者だし。
このソフトウェアを入手すればいいのか、よし、そうしよう!
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結果
気のせいかも知れませんが、統計情報でエラーも少なくなったような感じです。
もう少し長期でドライブさせてみないと判断つきませんが、現状はパナソニック提供の更新デバイスドライバを適用して良かったんだと思います。
ただ、WiFi 利用時に WiMAX デバイスドライバに起因するエラーだったのかどうかまで言及できていませんが、改善しているように見えるので今はこれで良しとします。
以上