大阪マラソン(スタートからゴールまで)を
思い出して書きます。
[陸上] 大阪マラソン コスプレ完走記(起床からスタート地点まで)→ https://www.fxfrog.com/?p=4151
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■この体型で
ほんまに、東京陸協にも登録してるマラソン愛好家か?という感じですが大阪の実家へ帰ると「ご飯いっぱい食べなさい」で想定外のブクブクおデブさんモードです。
(お写真は裸足の天使さんからいただきました。おおきに)
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■さて出走です
タイムロスは13分です。が、まぁ早いほうやな。普段、NAHA マラソンだと20分待ちはざらにありますから。
スタートの大阪府庁舎は昔、パスポートの交付申請へ来たくらいで余り記憶がありません。頭の中は「今夜インテ周辺で何か温かいもんを食べて帰りたいな」としか考えず、森ノ宮付近を走り。
途中、頭にカーミットをくくりつけたウルトラマラソン愛好家さんを見かけたので
「それ、カーミットでしょ?
僕はカーミットですねん、楽しく走りましょ」
と声を掛けたらハハハと笑って貰えました。途中でシンガポールから来たという Air Asia.com のランシャツを着た兄ちゃんに、「ガンバレ」と片言の日本語で応援受けながら写真を撮影される。この兄ちゃん面白くて、走りながらホイッスル吹き鳴らして沿道のご年配者をもてはやす楽しい方で、なかなかいい感じやなーと思った。
そして上本町付近にオカンが応援してくれてるらしいけど、どこにいるかサッパリわからず。特に探さずにそのまま日本橋、難波から御堂筋へ。ここらへんは完ぺきに超地元(大阪市立大宝幼稚園、大阪市立大宝小学校、大阪市立南中学校卒業生)なので、逆に
知り合いおったら恥ずかしいやんか!
と、感じながら自然に淀屋橋、北浜、天満橋、片町で折り返し、中之島(中央公会堂)を通過し再び御堂筋で難波へ。やっぱし地元をコスプレで走ると妙に恥ずかしいのは何ででしょうか?w
途中、北浜の証券街で吹奏楽団が
♬プロポーズ大作戦
を見事に生演奏をなさってくれました。もう笑えて笑えて肩の力が自然にへなへな抜けたまま走り、難波で右折して湊町、大正、京セラドーム付近で折り返し再び難波へ。
いつのまにか中間地点過ぎてた。
今度は大国町から左折して、恵美須町付近で折り返し。通天閣を見て、「だるまの串カツ」を思いつつ、恵美須町の角っこにある「いさみ蒲鉾店」さんの揚げたて蒲鉾が美味しいことを思い出して、今度はマラソンやないときにゆっくり食べたいなーと思いつつも大国町へ足を運ばせる。だるまは新世界発、Siri は世界初というどうでもいいことをモヤモヤ思いながら走る。
途中ローソンの兄ちゃんが沿道で応援してくれてたから「今朝、ローソンのおにぎりも食べたでー」と伝えた。
ほんで走ってると、芦原橋のほうまでコース続いててこれまた懐かしさがこみ上げてきた。
昔、自動二輪と普通自動車を取得した自動車学校はこのへんにあった。芦原橋自動車教習所。
ダンプとか車道をチャリで走るオバはんとか、路上教習はほんま辛かったコースを思い出しつつ走る。
走る。
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途中、バナナの給食が出た。
思わずボランティアさんへ尋ねる。
「これ今日どんだけ用意してはるん?」
【1万本くらいで、それを半分に切ってます】
「見たこともないような分量やなー、おおきにー」
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バナナを食べつつ、途中沿道で貰った
パインアメ(これ美味しいな、子どもの頃は好きやった)を
お口に入れつつ
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ちょっとトイレに行きたくなってきた。
考えたら、給水がえらい充実しすぎてる市民マラソンやなぁと感じつつも
アミノバリューやらアミノバリューやらを摂取しすぎてるしなぁ、そらトイレにも行きたいわな。
それと、右足拇指が極端に浮腫んでるような痛みもあるし。
んでトイレへ。
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用を足して少し屈伸するとやっぱし右足拇指が痛い。
これは、あれか?内出血か?もしくは爪が死んだか?
ネガティヴな発想したら負けやから考えとぉない
よし、時間貯金はたっぷりあるで。
ほなら歩いていこう。
ただ歩くだけやとオモロナイ。
せや!沿道のヒトらと触れ合おう。
花園、鶴見橋、岸里、玉出、住之江公園ここらへんの沿道の応援は嬉しいな。みんな大声で
「おいカエル!ちんたら歩いたらあかんで、走らんかい!」
ほんま嬉しいわ、こういう声援。
それに応えるように
「応援おおきにな、寒いから風邪ひいたらあかんでー!」
とさらに叫びながら歩いた。
歩いたいうても、キロ8分半のペース。
5kmごとにある給水所ではゆっくり飲む。立ち止まって飲む。
ほんでボランティアさんへ
「ボランティアさん有難う、皆さんのお陰で楽しんでいます。
風邪ひかないでね」
ボランティアさんを逆に声援する。それが何だか楽しく感じてきた。そう、ランナーズハイはここで起こってきた。
沿道でもちびっ子を優先にハイタッチ、寒い中でも車いす等に座られて応援なさってるご年配者にも大きく手を振って進んだ。やっぱり楽しいな、市民マラソンはこうでなくっちゃ。
「おいカエル、太り過ぎやろ?なに食べとんのや?」
こういう容赦ない声援もきちんと答えます。
ほんま容赦あらへんで、しかも歩いてるしコスプレやしな。
「大阪のうまいもん食べ過ぎたんや!」
そんなやりとりをしつつ、最後の南港へつながる道へ足を運ぶと小雨がパラパラ、ザーザー、パラ、ザーザー
あ、雨が本格的や。
このへんから、沿道の観覧者が少なくなってきて代わりにボーイスカウトによる沿道警備が増えてきた。
私は大阪連盟南東地区でシニアスカウトまで在籍していたので、こういうときに同じスカウト仲間を激励したらんとアカンな、激励するのはスカウトの努めやと思い、彼らにも声かけをしていった。(談笑してたりポケットに手をつっこんでるスカウトには声がけしてない)
「元シニアやで。
雨で大変やけど最後までボランティア頑張りや!」
そんな感じで咽喉がガラガラになりながらも出来るだけ大声で激励しながらキロ8分半のペースで歩き続ける。
雨が降ってる中、こうなったらランナーもボランティアもみな同じや。
しかし風邪だけはひいたらアカン、気力でとにかく気力で一歩ずつ大事に足の痛みを考えないようにしながらインテ大阪を目指す。
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あ、ゴールや、ゴールが見えてるわ。最後だけでも、カエルらしいことせなアカン。
よし、ジャンプや、
ジャンプしたろ!
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■結果
どんだけ歩いてますねん?ってくらいのタイム。
最後までご覧いただき有難うございました。
以上